中小企業3大補助金採択状況と今後の見通し

 2020年に実施された中小企業の3大補助金(ものづくり補助金と小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金)の採択状況等を整理した上で今後の見通しをコメント致します。

予算状況(中⼩企業⽣産性⾰命推進事業関連)

予算額
H30年度2次補正予算1,100億円
R1年度補正予算+R2年度1次補正予算4,300億円
増加率3.9倍

応募状況(採択公表済みのみ)

持続化補助金ものづくり補助金IT補助金
H3033,282件20,802件約9,800件**
R1+R2*95,620件14,930件約41,000件**
増加率2.9倍0.7倍4.2倍
*持続化補助金は一般型とコロナ型、IT補助金はA~C類型の合計
**https://soichiro.co.jp/blog/it_hojo_saitaku/を参照し想定した

 3大補助金も予算額は2019年実施の約4倍のとなっています。応募状況は、ものづくり補助金を除いて3~4倍と著増しています。ものづくり補助金は、業績の先行き不安や申請書作成の負担等から敬遠されたものと推測されまが、今後発表される4次・5次申請を加味すると例年と同程度の応募数が想定されます。

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平成2年度第3次補正予算の3大補助金

 昨年12月20日に閣議決定された平成2年度第3次補正予算の3大補助金解説を解説します。
 まず平成2年度補正予算は、コロナ感染症の拡大に伴い前年度予算の枠組みの延長線上で、緊急的に追加的な措置を行ったものでした。
 具体的には、ものづくり補助金については特別枠の追加、小規模事業者持続化補助金ではコロナ対応型の追加、IT導入補助金ではC類型の追加です。そのため各補助金申請が非常にわかりにくいものとなっていました。そこで第3次補正では「通常枠」と「低感染リスク型ビジネス枠」に再編されます。

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ものづくり補助金事務局決定

1月20日から募集されていた平成元年度予算「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業」の事務局が決定しました。例年通り全国中小企業団体中央会です。

昨年の場合は、2月2日に事務局が決定して、公募開始は2月28日でした。昨年と同様のタイミングとすると補助金の公募開始は3月下旬と想定されます。

以前もお知らせしておりますが、平成30年度補正二次募集から電子申請に移行しております。登録のための「GビズIDのgBizIDプライム」取得が必要ですが、この登録には2~3週間かかりますので、申請を予定されている事業者の皆様は予め申請しておきましょう。

申請は下記のリンクを参照下さい。
https://jgrants.go.jp/