2016本日の夕刻、10月に国会を通過した平成28年度補正予算のものづくり補助金(正式名称「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」)の公募が開始されました。
概要は以下の通りです。
募集締切:平成29年1月17日(火)[当日消印有効]
採択目標:平成29年3月中(目標)
補助対象事業:
【事業類型(補助上限額)】下記のそれぞれに「革新的サービス」と「ものづくり技術」があります。
第四次産業革命型(3000万円)一般型(1000万円)
小規模型(500万円):さらに「設備投資のみ」と「試作開発等※」に分かれます。
※小規模型(試作開発等)は、設備投資が必須ではなく、原材料費や外注加工費等の経費が補助対象となります。
【補助率】例年通り2/3以内です。
今回の募集で特徴的なのは、中小企業庁の事前告知にも記載されていましたが、一定の賃上げを行うことで、補助上限額増加(除く第四次産業革命型、連携申請)することです。具体的には以下の通りです。
1)雇用増(維持)+5%の賃上げ=>2倍
2)上記要件+最低賃金の引き上げ=>さらに1.5倍
すなわち要件2)を満たせば、3倍の補助上限額となります。
また大きな変更点としては、27年度補正であった「高度生産性向上型」が廃止となり、「第四次産業革命型」が加わったことです。内容的には、「IoT等を活用する」点に変更はありませんが、「最新モデルを活用した設備投資」は廃止され、「IoT・AI・ロボットを用いた設備投資」となり、対象要件の幅が狭く(IoT+AIまたはIoT+ロボット)なりました。
上記の増額要件と第四次産業革命型等については、次回以降で詳しく解説を行いたいと思います。
以上