H29年度補正事業承継補助金(Ⅰ型)説明会

昨日(5月9日)に行われた平成29年度補正事業承継補助金(Ⅰ型:後継者承継支援型)の説明会に参加しましたので、その内容を報告します。説明者は、中小企業庁事業環境部財務課の係長様と本補助金の事務局であるサービスデザイン推進協議会の方でした。

採択数は前回採択数の10倍程度の650件程度を予定してるそうです。どの程度の応募があるかはわかりませんが、昨年は応募517件に対して65件(採択率13%)でしたから期待が持てます。

募集要領に記載されている主な内容は長くなるので割愛して、説明者が特に触れた点を中心に報告します。

1.申請者
申請者は、事業承継を受ける側である承継者です。

2.承継のパターン
1)同一法人内における承継(親族、非親族を問いません)
2)個人事業主から個人事業主
3)法人から個人事業主(法人事業の一部承継でもOK)
※個人事業主から法人事業者への承継は対象外です。

3.被承継者の事業承継後の地位
法人事業者の場合はフ代表の退任、個人事業主の場合は被承継者の廃業となっています。
法人事業者の場合は、株式の移転等は求められないとのことです。

4.「経営革新等」の考え方
経営革新は、中小企業新事業活動促進法でその大義が定められていますが、本事業では⑤として「その他の新たな事業活動」が追加されており、幅広い内容を経営革新として捉えるようになっています。

5.審査
前回の事業承継補助金は、地域審査委員会が組成されて地域性を加味した審査が行われたそうですが。今回は全国一括での審査とのことです。従って、審査結果の上位者がそのまま採択となります。

6.Ⅱ型(M&Aタイプ)について
募集は7月初旬からですが、公募要領にも説明されているとおり、Ⅰ型でもⅡ型でも応募できる場合があるので、できるだけ早めに募集概要との情報が提供できるようにしたいとのことでした。パンフレットにもありますが、Ⅱ型の方が補助上限額が3倍に拡大されます。

当日配付されたQ&A(201805Q&A)をアップ致します。参考にして下さい。

以上