H29年度補正もの補助採択発表

昨日、平成29年度補正予算のものづくり補助金の採択結果が発表となりました。
17112件の応募に対して9443件の採択です。
これまでの採択率を大幅に上回る結果となりました。その理由は定かではありませんが、
今回の採択目標は1万件としておりましたが、2次募集の事業期間が極めて短く、早めに
採択数を固めておこうとの思惑があったのかもしれません。

いずれにしても本日現在で2次募集の案内は行われていませんが、その採択数は
少なくなりそうです。

さらに今回の採択結果にはある特徴がありました。

下記は私が独自に推定している都道府県別の採択率です。
これまではその平均採択率の±2%に収まっておりましたが、今回はバラバラの結果となっております。
この理由も定かではありませんが、公募要領から想像すると「先端設備導入計画」申請企業を
優先採択した影響かもしれませんし、最低の東京都の評価点以上を全て採択としたのかもしれません。

採択率ベスト5

 採択数採択率
高知県7171.7%
岡山県20570.9%
山形県21970.9%
茨城県28770.2%
奈良県16970.1%

採択率ワースト5

 採択数採択率
青森県5042.4%
沖縄県5542.4%
鹿児島県7440.4%
京都府16039.9%
東京都58939.9%

もの補助申請書の書き方(H29年度補正予算版)(4)

申請時の留意点

書類不備による不採択や減額は1割程度ありますので、申請の最終段階で確認作業を必ず行いましょう。

  • 不備申請による不採択事例

1)提出日(締切日消印有効)までに提出しない
2)正本(代表者印の押印が行われている申請書)を原本で提出しない
3)提出部数が足りない(正1部、副5部の計6部)
4)提出書類の漏れ(認定支援機関確認書、CDデータ、チェックシート等)
5)押印の漏れ(様式1、認定支援機関確認書)
6)登記事項証明書を複写で提出する、期限が切れている
7)CDデータの書き込み不備
8)提出先の間違い(提出先:事業実施場所の所在事務局)
9)補助金最低額以下の金額による申請(100万円未満)
10)過去の公募申請書や様式違い(革新的サービス/ものづくり)による申請

  • 不備申請による減額事例

1)申請不可経費の申請
2)申請金額の記載漏れ
3)記載金額計算のミス(記載金額は切り捨て)
4)経費科目での制限はずれ